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古事類宛30遊戯部摩訶大大将棋にふり仮名無し(長さん)

以前本ブログで、吉川弘文館、1969、吉川圭編集、
古事類宛30遊戯部将棋の138~140ページの、
男重宝記の将棋種類名の読みを紹介し、ふりがなが、
男重宝記に元々付けられていたようであり、泰将棋が
「おほしやうぎ」になっている等述べた。全部の将棋
種について、男重宝記にふり仮名があるのかと、私は
推測したが、例外が有るようだ。

「摩訶大々将棊」との旨、書かれていて以下のよう
に、ふり仮名が無い。

摩訶大大将棋ふりがな.gif

 「摩訶」の方が「大々」より、難読であるから、
大大将棋にふり仮名が有って、摩訶大々将棊の旨の方
に無いのは、

同じ読み方だから、略したとも言い切れない

かもしれない。蛇足だが、上図の例では古事類宛の、
項目別柱書きに、ふり仮名を付けているように見える
が、以前指摘したように、男重宝記を古事類宛が柱書
きトップ以外で参照したときにも、ふり仮名が付いて
いる例が有るので、元々の男重宝記の方のふり仮名だ
と、本ブログ管理人は、原書を見ずに、推定したので
あった。
 古事類宛の明治時代の著作者が落していて、元の
男重宝記の方に、摩訶大大々将棊ふり仮名が絶対無い
とも、言い切れないのかもしれないが。
 摩訶大大将棋を「まかだいだいしょうぎ」と読むか、
「まかおおおおしょうぎ」との旨、読むのかという類
の議論の際、

古事類宛から、男重宝記を引かない方が賢い事は確か

かもしれないと、本ブログの管理人には疑われた。
(2023/12/04)

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