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世界の将棋の「だいしょうぎ」英GeorgeHodgesから(長さん)

梅林勲と岡野伸両氏は共著書「世界の将棋」(将
棋天国社)西暦2000年の中で、15升130
枚制の大将棋を「だいしょうぎ」と、ふり仮名を
付けている。天竺大将棋を「天竺将棋」と記載し
ている所から見て、巻末に記載されている、参考
文献の、英GeorgeHodgesの、日本の
古い時代の将棋の読みを、そのままひらがなに直
していると見るのが自然と私には思える。ただし、
GeorgeHodgesの、英語の文献名から
だけでは、「DaiShogi」と書いてあって
も、15升目130枚制の大将棋なのか、
25升目354枚制の大将棋なのか、良く判らな
い。その点については、web上の次のサイト名
で、GeorgeHodgesの日本の古い時代
の将棋に関する研究が、「Regional and historical
games」のpdfファイルとしてチャプター28.
2、254ページの最初の方に紹介されていて、
この成書とみられるpdfの内容から、15升目
130枚制の方を指していることが、判るようで
ある。

エイチティティピーエス://www.jsbeasley.co.uk/encyc/252261.pdf

 故GeorgeHodges氏は生前日本将棋
連盟に関係していたようにweb上に記載もある。
西暦1980年前後に、日本将棋連盟では、私の
想像によれば日本将棋の大勝負が「おおしょうぎ」
と読む、大将棋と表現される事があった事や、恐
らく男重宝記等の参照による、故増川宏一氏の読
み等の影響で、15升目130枚制の大将棋を、
英文で「DaiShogi」と表現していたのが、
「だいしょうぎ」という大将棋の読みが、比較的
普及しつつある源であったように想定できると私
は現時点で考えている。(2023/12/12)

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