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高知県高知市秦泉寺廃寺跡で奈良期奔鬼墨書瓦(長さん)

今回は、高知市の廃寺跡の発掘で出土
した瓦に、鬼瓦の鬼を崇拝したもので
はないかと疑われる、漢字で”奉鬼”
ではないかと見られる、模様の有る物
品が出土しているとの旨の紹介である。
 遺物の写真がweb上に公開され、
発掘報告書に掲載され、発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データ
ベース全国遺跡報告総覧に登録・公開
されている。
 pdfファイル名は以下の通り。
10412_1_秦泉寺廃寺.pdf
発掘報告書の名称は以下の通りである。
秦泉寺廃寺、高知市教育委員会。
発掘報告書冒頭「秦泉寺廃寺の名称と
位置」により遺跡の場所は高知県高知
市中秦泉寺鍛冶屋ヶ内鷹通141-1。
「調査の契機と第一次・第二次調査」
により遺物が出土したのは西暦
1975年~1977年頃の前後の事
のようである。
 発掘報告書第29ページ付近の記載
によれば、遺物は廃寺のもので寺自体、
奈良時代に存在したものであると考え
られているように読み取れ、話題とす
る遺物も、奈良期と考えられているよ
うに私には認識される。
 遺物の写真は、発掘報告書写真図版
第1の左下に在り、遺物番号第3番と
の旨ナンバリングされている瓦の破片
のように私には見える物品である。

泰泉寺奔鬼.gif

 上図のように、瓦の内面とみられる
写真の図の、左側に縦に漢字で「奉鬼」
のように見える模様が有る。鬼瓦の鬼
の崇拝という内容ではないかと個人的
に疑う。(2023/04/23)

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