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山形県遊佐町筋田遺跡で平安中泰山刻書土器(長さん)

 今回は表題の平安時代の遺跡から、
煤のような黒い地に、刻んで付けた
ようにも見える、白抜け部分が有って、
漢字で「奉山」等のように見える古代
甕型土器が出土しているとの旨の紹介
である。
 遺物の写真がweb上に公開され、
発掘報告書に載っている。発掘報告書
が奈良文化財研究所発掘報告書データ
ベース、全国遺跡報告総覧に登録・
公開されている。
pdfファイル名は以下の通りである
6088_1_筋田遺跡発掘調査報告書.pdf
発掘報告書の名称は以下の通りである。
山形県埋蔵文化財調査報告書第187集
筋田遺跡発掘調査報告書、1993年、
山形県・山形県教育委員会。
 発掘報告書冒頭例言によると遺跡の
場所は、山形県飽海郡遊佐町大字北目
字筋田。遺物が出土したのは西暦
1992年前後の事のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書冒頭
遺跡の立地と環境から遺跡自体が9世
紀から10世紀半ばの平安時代前~中
期とみられているように、私には読み
取れる。出土場所は第19河川跡で、
遺物は9世紀のものとの事らしい。
 遺物の写真は発掘報告書写真図版第
17の最上段左から2番目にあり、
遺物番号でスケッチ図第16の2番と
の旨、ナンバリングされている。甕の
底の部分の土器の破片のように私には
見える出土品である。

筋田泰山.gif

 上図のように、文字は探しにくいが、
通例と違い、刻書なのか白色素なのか
白抜きになっていて、中央やや上に漢
字で「奉」その左斜め少し下に「山」
のように見える、煤の間から抜けたよ
うな模様がある。
 なお、同じ第19河川跡から、スケッ
チ図16の1に山の絵、16-4に、
漢字でかなり明確に「山」と墨書され
たように見える、黒い模様の有る土器
が、同時に出土しているようである。
 古代に鳥海山等を信仰する、この
遺跡付近の山岳信仰に使用される祭祀
用土器の疑いが有るように私見される。
(2023/05/16)

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