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栃木県益子町カスガ入窯跡遺跡で古代山泰墨書土器(長さん)

 今回は、栃木県益子市の表題遺跡で、古
代成立と見られる、「山奉」墨書土器が出
土したとの旨の紹介である。栃木の低山を、
奉じた平安時代の祭祀用土器ではないかと
疑われる。
 遺物の写真がweb上に公開されて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が
奈良文化財研究所発掘報告書データベース
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
130316_1_谷津入窯跡群・カスガ入窯跡群・西山窯跡.pdf
 発掘報告書の名称は以下の通りである。
谷津入窯跡群・カスガ入窯跡群・西山窯跡、
2022.1、栃木県教育委員会・公益財団法人
とちぎ未来づくり財団。
遺物はこのうち2番目の、カスガ入窯跡で
出土したとの事のようである。
 発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
栃木県芳賀郡益子町本沼・長堤。遺物が
出土したのは西暦2020年前後の事のよ
うである。
 遺物の成立年代は、遺物はカスガ入窯跡
の東溝で出土したが、発掘報告書第47
ページ付近の記載により、この遺物自体が、
平安時代の物であると見られているよう私
には読み取れる。
 遺物の写真は発掘報告書写真図版第19
の下から2段目左に在り、カスガ入窯跡群
の東溝の第77番との旨、ナンバリングさ
れている。瓶型土器の割れ欠けのように見
られているようである。

春日入窯跡山泰.gif

 上図のように、写真の中央に反時計回り
に40°前後回転して、漢字で「山奉」の
ように読める模様が在ると私見する。
 芳賀郡益子町周辺の栃木の低山を、奉じ
た平安時代の祭祀用土器ではないかと私見
する。(2023/06/18)

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