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明代”葉子戯”と、本ブログ普通唱導集大将棋(長さん)

本ブログの普通唱導集大将棋の初期配列の特徴
は、自陣4段配列で、駒がびっしりに並ぶとい
う点にある。前から、トランプの7並べを、私
は連想していたが。トランプの起源について、
正直これまで調べた事が無かった。どうせ

西洋起源だろうと思っていたが、中国らしい。

表題の明代”葉子戯”の中に、スペード、ハー
ト、クラブ、ダイヤではないが、4スードある
ものがあり、それが西洋に渡って、トランプに
なったという説が、比較的有力だと言うのであ
る。さらに、その柄のモデルは、数字は連番の
ものが多いので全部ではないが、多分ジャック、
クイーン、キングに当る3枚が、百、千、万、
となっているスードもあるからだろう。これら
が、元王朝時代の紙幣がモデルだとの話を、
増川宏一氏等が、紹介しているらしい。
 なお明代”葉子戯”は通常1組40枚らしい。
 普通唱導集大将棋(本ブログ版)は、片方の
プレーヤーの駒数が108枚の1/2で54枚。
仲人が、中央(0位置)から袖に向かって3番
目の角行の2つ前の升目に有るので、それを除
くと、トランプのジョーカーを除く枚数と同じ
く、52枚になっている。並べ方が、特定のスー
ドが13枚づつ有る、トランプと同じなので、
7並べをすると、同じ縦横配列になる。なお、
花札・カルタよりも、トランプの方が始原的と、
私は聞いている。
 駒字は言うまでもなく、将棋駒に書いてある
のだが。仮に、盤の初期配列で、各将棋の駒が
置いてある升目に名前を転記して、駒を取り去
ると、

字がびっしり並んでいるという点で、
絵すごろくに、少し似た感じにもなる。

ちなみに、明より少し前の唐・宋の時代の
”葉子戯”は、そういった感じの、出世絵双六
だったのではないかと、考えられているようだ。
 唐・宋の並んだ絵双六の字を切り取って、カー
ドにしたのが、明代の”葉子戯”のデザインの
元らしい。
 書いてある字の内容は、大将棋とトランプの
7並べとで、

最下段の駒の行き所数は別にして

ほぼ無関係だが。
 トランプは直ぐ近くの国の、日本の中世が起
源の説があるとは。今まで私は、うっかりして
いたものだと、恐れ入った。(2019/12/06)

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