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不滅の麒麟鳳凰ルールは相手陣突入後適用不可(長さん)

これまで述べたように、元駒の獅子は無く、
成って麒麟が獅子になるという13升目制の鎌倉
後期西暦1300年前後の時代の本ブログ推定
大将棋の場合、討たれ易い成る前の麒麟を、取り
捨てでは無く、振り出し戻りルールに緩和して、
後の獅子の消失を防ぐと改良される可能性がある。
獅子が存在し無くなると総合的な攻撃力が、勝負
をつけ難いほどに、低下するからである。
 そこで、元駒の麒麟と鳳凰は、取捨てでは無く
て、盤双六風の振出し位置に戻りルールにして
指し、将棋ゲームとして問題が起きないかどうか
検討を続けた。
 その結果、以下のルールでは

駄目である

事が判ったので、本記事でそれを述べる。
「相手の麒麟及び/又は鳳凰(獅子で2枚同時取
のケースが有り得る)は、成る前に捕獲した場合、
取り去るのではなくて、基本的に相手陣の麒麟と
鳳凰の元位置に戻さなければならない。その際、
元の位置に他の駒が無ければ、そのまま返し、
相手の他の駒(猛虎のケースが多い)が居る場合、
それらの駒を取り除いてから、麒麟と鳳凰を戻し、
攻撃捕獲した自分の駒を、相手の居た升に移動
させる。そして、麒麟/鳳凰元位置が、空いてい
たか、相手駒が居て、それを取り除いた後は、
麒麟及びまたは鳳凰を元位置に戻した後、それで
着手を完了せずに、他の相手の麒麟ないし鳳凰を
捕獲する手以外の手を、2手指しの要領で、捕獲
した自駒をもう1度指してから、着手を完了する
事も出来る。手柄の自駒を2手指し着手するか、
し無いかは、そのケースは自由。
 次に、相手陣の元位置に、別の自分の攻撃駒が
既に居た場合には、相手陣突入済駒を自爆するか、
敵陣突入して相手陣の元麒麟/鳳凰位置を占有し
ている自分の駒をもう1回、占有している自駒の
動かし方ルールで、別の麒麟または鳳凰を取る手
以外なら、自由に指して移動するかを必ずし
てから、相手の麒麟及びまたは鳳凰を必ず相手陣
元位置に戻さなければならない。
 自獅子で、相手駒麒麟と鳳凰2枚取りした場合、
必要な相手陣突入済自駒は2枚になる為、合計で
3手指しになる可能性も有る。
 そして自分の相手陣突入済自駒を、自爆を除い
て2手指等した場合には、空いていたか相手駒を
取り除いたかという場合等とは異なり、
元の麒麟及びまたは鳳凰を取った駒は、更にもう
1手指しの、更にプラス1手指しは出来ない。
これは、相手の麒麟や鳳凰を、元位置で味方駒が
捕獲したケースに、連続3手指しが出来てしまう
不自然さを、回避する為である。なお、この多手
指パターンで、相手が玉将駒を失うケースは、
それを回避するように、その前に相手は着手し
無いと、自殺手負けとなる。」
 改善必要な点は、ずばり前記で

「成る前に捕獲した場合、」を、
「成る前に捕獲した場合でかつ、相手陣4段目に
不成で突入してい無い場合」に変え無いと駄目

である。
 よって、以下のようなルールに変え変える必要
がある。
「相手の麒麟及び/又は鳳凰(獅子で2枚同時取
のケースが有り得る)は、成る前に捕獲した場合
でかつ、相手陣4段目に不成で突入してい無い場
合取り去るのではなくて、基本的に相手陣の麒麟
と鳳凰の元位置に戻さなければならない。その際、
元の位置に他の駒が無ければ、そのまま返し、
相手の他の駒(猛虎のケースが多い)が居る場合、
それらの駒を取り除いてから、麒麟と鳳凰を戻し、
攻撃捕獲した自分の駒を、相手の居た升に移動
させる。そして、麒麟/鳳凰元位置が、空いてい
たか、相手駒が居て、それを取り除いた後は、
麒麟及びまたは鳳凰を元位置に戻した後、それで
着手を完了せずに、他の相手の麒麟ないし鳳凰を
捕獲する手以外の手を、2手指しの要領で、捕獲
した自駒をもう1度指してから、着手を完了する
事も出来る。手柄の自駒を2手指し着手するか、
し無いかは、そのケースは自由。
 次に、相手陣の元位置に、別の自分の攻撃駒が
既に居た場合には、相手陣突入済駒を自爆するか、
敵陣突入して相手陣の元麒麟/鳳凰位置を占有し
ている自分の駒をもう1回、占有している自駒の
動かし方ルールで、別の麒麟または鳳凰を取る手
以外なら、自由に指して移動するかを必ずし
てから、相手の麒麟及びまたは鳳凰を必ず相手陣
元位置に戻さなければならない。
 自獅子で、相手駒麒麟と鳳凰2枚取りした場合、
必要な相手陣突入済自駒は2枚になる為、合計で
3手指しになる可能性も有る。
 そして自分の相手陣突入済自駒を、自爆を除い
て2手指等した場合には、空いていたか相手駒を
取り除いたかという場合等とは異なり、
元の麒麟及びまたは鳳凰を取った駒は、更にもう
1手指しの、更にプラス1手指しは出来ない。
これは、相手の麒麟や鳳凰を、元位置で味方駒が
捕獲したケースに、連続3手指しが出来てしまう
不自然さを、回避する為である。なお、この多手
指パターンで、相手が玉将駒を失うケースは、
それを回避するように、その前に相手は着手し
無いと、自殺手負けとなる。」
 下図は、前のルールで駄目な棋譜の一例である。

普通唱導2017不滅要改善.gif

 つまり上図では、オープンオフィス・カルクの
セル記号で、▲F9歩兵、△H5歩兵以下、互い
に、鳳凰と麒麟をどんどん繰り出し、相手駒を一
つ、麒麟または鳳凰で捕獲した結果、繋ぎの相手
駒で取られ、相手駒は連続2手指しにはなるが、
気にせず、自陣初期位置に戻ってから、繰り返し
麒麟と鳳凰の進撃ばかりを繰り返した将棋の序盤
局面である。

これでも、いっけん何らかのゲームに見えるの
だが、将棋としてはとても奇妙だ。

 麒麟と鳳凰が絶対的に不滅の場合、以上の展開
が許されてしまうのに、チェックしていて私は
気がついた。そこで、棋譜の流れをチェックした
ところ麒麟と鳳凰が相手陣内でも、日本将棋方式
で成り不成が自由選択出来、

意図的に不滅を続ける目的で、不成を繰り返すと
上記のような棋譜になる

のに、容易に気がついた。そこで結論としては、
前記に述べた通り、

本来成れる筈の敵陣内で、不成を「不当に続ける」
麒麟と鳳凰に対しては従来通り取捨てにし、不滅
で振り出し戻りルールを適用し無ければ、問題が
解決

しそうであると結論された。日本将棋の自由な成
を選択したので、発生した問題だったのである。
 なおその自由な日本将棋の成にも、「2手指に
おいて途中に成れる」という規定は無い。その為
最奥で麒麟や鳳凰を取った不成で入った香車桂馬
は、成らなければならないので、今述べたルール
の「プレミヤ・2手指」を、やりたくても出来な
いケースがある。ちなみに打ち歩詰の元になる「
持駒」が、今述べている大将棋に無いので「歩兵
と鉄将が不成」は多分起こらない。ので、麒麟/
鳳凰の、歩兵または鉄将駒による最下段取は、恐
らく存在し無いだろう。(2023/09/07)

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