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大阪電気通信大学摩訶大将棋「やや弱陣」チェック(長さん)

既に述べたように、駒の動かし方ルールは
摩訶大将棋の大阪電気通信大学高見友幸
研究室のルールの基本的に、そのまんまで、
水無瀬兼成将棋纂図部類抄の初期配列のほう
を調整するというやり方で、ゲームを最適
にするテストを、繰り返している。
 今回は、最初に試みた抵婆と無明がユル
ユルと出動出来る、フワフワ玉囲い陣と、
現行の水無瀬将棋図並みの硬さの陣との
中間の、やや柔らかい陣型をチェックして
みた。

良好であり、現行の大阪通信大学の摩訶大
将棋は、初期配列変換で、改善される可能性
が有る

と結論された。
 今回の陣は、テスト用の21升目将棋で、
臥龍と古猿の間、蟠蛇と淮鶏の間に隙間を
入れる水無瀬標準陣を、猛豹と臥龍、
猛豹と蟠蛇に隙間の位置をずらして弱体化
させるが、130枚制15升目大将棋堅陣
を参考に、盲熊と猛豹を交換して、

「猛豹銅将」という固い柱状の横フェンス
を作って、陣強化の方向へ少し戻す

という内容である。その為、標準強さの陣
として21升目でテストしたケースと、駒
の数の変化は無く、208枚のまま、配列
だけが、標準陣に比べてやや弱く、抵婆と
無明が簡単に出動出来る、斜めの回廊の出
来た陣よりは、やや強くなる。
つまり以下のような、初期配列になる。

摩訶大大21将棋盲熊下.gif

 上記の配列でプレーすると、抵婆と無明
が、

無理やりなら出動できるパターンになる。

 その為、今回テストした陣の中で、最も
弱い陣ほどでは無いが、何とか終盤までに
は出来る「法性」によって、

水無瀬兼成の元配列よりは、囲いが破壊し
易くなり、

標準陣よりも玉将をかなり捕獲易くなって、
攻守のバランスは、歴史的な摩訶大大将棋/
摩訶大将棋に比べて、下の指了図のように

明らかに改善される。

摩訶大大21将棋盲熊下指終.gif

 狙いは的中し、「してやったり」という
のが、本ブログの管理人の試し指しを表
計算ソフトで今回、してみた正直な感想で
ある。(2023/09/14)

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