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大阪電気通信大学摩訶大将棋の動ける提婆・無明将棋(長さん)

大阪電気通信大学のルールで指す摩訶大将棋で
は、無明を「氷のように、ガチガチに囲まれた
初期陣から、無理やり出撃する戦法が優位」と
高見友幸氏から口頭で私は聞いていた。が、
巨大氷床に準えられる堅陣を、わざわざ崩して
法性を作る戦法には、個人的に消極的だった。
 それならいっそ、摩訶大将棋の初期配列は、
水無瀬兼成の将棋纂図部類抄であると拘らずに、
21世紀に因んで21×21升目にしてしまい、
提婆・無明が出撃し易いような、隙間の有る
初期配列陣にしてみたら、駒捌きが良くなるの
だろうかと考えて、以下のような初期配列の、
摩訶大大将棋系とは異なるゲームを今回作成し
てみた。
 その結果、無名と提婆は閉じ込めて置か無い
と、特に教王の3升目突き刺す、狛犬としての
相手陣破壊力が強すぎて、袖に小駒が大量に
余って終わる状態となり、

オフェンス強すぎで、ゲームの出来悪化が起こる

と判明した。
 テストしてみたゲームは、以下のような、
21×21升目で、双方に夜刀と鳩盤と、
方行を2枚、歩兵を2枚加えて、204枚制に
した将棋である。
 なお、夜刀はwikipediaの夜叉の動き。
鳩盤と方行は、大大将棋の動きにした。なお元々
ある夜叉は、前に行けない金将に左右へ
大阪電気通信大学3升目踊りをし、1~2升目
踊りは将棋纂図部類抄の、金剛方式で、出来ない
3升目限定踊りをする。なお、図に書くと、
鳩盤と夜刀は走りに見えるが、全部大阪電気通信
大学踊りの、升目数は5升や2升への一定升目限
定の踊りである。

摩訶大大21将棋.gif

 上図のように、提婆と無名の斜めに「通路」が
あり、成を目的とした容易な進撃が可能である。
 その為、猛豹を袖に移動させて、陣形も弱化
ざせている。また、この将棋の桂馬は桂馬跳びで
なく、飛龍の前方跳びだが、土将の袖の最下段に
落とし、左車または右車の初期位置に仮に移動さ
せると、横飛の前の歩兵を1歩上げたときに、そ
の歩兵の繋ぎ駒になって役立つように、配置替え
している。
 この将棋を、アプリケーションソフトの
XMouseButtonControl.exeで、
マウスの中央回転部のプッシュをctrl+
マウス左クリックに変えた上で、アパッチ社/
オープンオフィス/カルクと、ドキュメント
ファウンデーション社/ライブルオフィス/
カルクを交互に使って、表計算シート指すると、
一例以下のような、指終局面(先手勝ち)に
到達した。

摩訶大大21将棋指終.gif

 袖の小駒が、大幅に余り、ゲームの調整は失敗

である。冒頭で述べたように、特に教王が出来
難いように、初期陣奥に提婆を「凍結させている」

従来陣の方が、マシ

だったのであった。この将棋は、教王と法性が、
入れ替わりルールなので。
 双方に、これらの駒が出来ると、余りにも急激
に局面が進行し、終了が早すぎるのである。
(2023/09/11)

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