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大阪電気通信大学摩訶大将棋と同強度囲将棋テスト(長さん)

大阪電気通信大学ルール(ソフト版)で水無瀬兼成/
将棋纂図部類抄の摩訶大大将棋を指すとしたときの、
今に伝わる臥龍から蟠蛇まで、横ギッシリ連結の囲
いのゲームが、はたして最善なのかという問題を、
継続してチェック中である。前回までで猛豹を含め
袖駒を切離す陣だと囲い弱すぎ、古猿から淮鶏まで
連結させる、更に固い陣だと囲いが強すぎだと結論
された。
 今回は、テストし易いように21升目に改造して
しまったので、オリジナル摩訶大将棋とは違うの
ではあるが、オリジナルと同じく臥龍から蟠蛇まで
だけ横ギッシリ連結という条件で、「やや囲い強す
ぎ」で、19升目のオリジナル摩訶大大/摩訶大
将棋と、いっしょになるのかどうかをチェックした。
 こんどは屈龍と古猿、蟠蛇と淮鶏の間を空けるの
で、駒が足らなくなるので足した、鉤行に成る毒蛇
を削除して、以下のように、21升目208枚制の
将棋を、表計算ソフトのシートにセルに将棋駒名を
書き込む方式で、盤・駒を作成して、チェックして
みた。前回のチェックで、相手が繰り出してくる
麒麟を、成り毒蛇が、守り駒として排除するだけの
働きしか、し無かったので、毒蛇の削除は不当とは
言え無いと考える。

摩訶大大21将棋208.gif

 上記は今説明したように調整した初期配列である。
 最終局面は、一例で以下のようになる。

摩訶大大21将棋208指終.gif

 後手が、かろうじて先手の玉を捕らえ、残り攻撃
の駒、わずかに成麒麟の獅子だけで、やっと詰んだ。
 囲いやや固すぎという点で、オリジナルとほぼ、
一致しているように私には見える。

もう少し初期囲いが弱く、なら無いのだろうか

というのが、本音のような気がする。
 なお、袖の小駒が動き易いように、市松模様配列
を止めたのは、指終局面の、ざっとの尤もらしい見
栄えから見ても、正解だったように私は思う。
(2023/09/13)

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