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盤上石数争いゲームの王朝囲碁と位置天文の天体視位置測定は整合(長さん)

本ブログでは、中国で発生したいわゆる囲碁は、
前漢王朝期以降に成立し、位置天文学で行う、天球
図の作成作業を、囲碁ゲーム中に行っているかのよ
うな格好のゲームへ、石取り石数争いゲームであっ
た原始囲碁を整備したものであるとしている。根拠
は、①盤路数の17路から19路への転換が、
こぐま座アルファー星が、赤緯の85.0度を越え
る時代とぴたりと一致する事。②日本での囲碁の、
初隆盛記録が、概ね地球・月・太陽の3体問題に起
因して不規則に変動する、朔瞬間時刻を測定するた
めの月の視位置測定としての位置天文測定が、唐王
朝が暦を平朔から定朔へ変更し、かつ白村江の戦の
際の日唐対立で、暦そのものの手法の輸入供給に、
リスクが生じ始めたために、日本において、自まい
で必要になるとみられる時点に、ぴたり一致する点
による。その他、③吉備真備が俗に、囲碁伝来者
とされている事と、測影鉄尺・歳差加味の暦法の伝
来者であるという、後者は確かな事実を組み合わせ
たときに、囲碁路の17路/19路変換の情報伝達
者と特定/推定すると、話のツジツマがぴたりと合
う事なども、本ブログでは位置天文と、中国タイプ
現状囲碁の本質とのつながり示唆の傍証としている。
 しかしながら、視天文学の測定では、対象の位置
精度の桁を上げる事が問題になるのに対して、もと
もとの囲碁は、王銘腕(漢字は正確には肉月では無
くて、王へん)の「世界の将棋ルール(日本棋院)」
によると、盤に石をより多く乗せるように指せた者
が勝ちになるという性格のものであったという事で、
少なくとも表面上、

直接的なカテゴリーレベルの一致が無い。

 そこで、以下に、なぜ盤に多く碁石を乗せた方を、
より優位といるゲームが、天体の位置測定の精度を
問題とする視位置天体観測の、優位者/有能な天文
博士と同一視できるとみなせるのかを問題とする。

位置天文学で、天球儀に対応するメルカトル図法の
座標図式で、平面的に半球天球図を作成したときに、
視力の良い者の方が、恒星がより多く見えるために
極限等級が高くなり、それにより基準恒星の数が多
くなって、その次の作業プロセスでする、目的とす
る天体の位置精度が上がると考えた

から。以上が答えである。さてそれでは、以下に
補足する。
 恒星は、半天で6.0等級までで約3000個だ
が、6.5等級なら4300個位になる。目的の天
体の位置を、恒星から相対的に割り出そうとしたと
きに、限界等級が上がると隙間に更に暗い恒星が入
る。ので視位置座標を測定しようとしている目的と
する天体の座標を測定しようとしたときに、

基準点の数を増やす事が出来るので、中国漢王朝の、
王立天文台の天文博士は、視力が高いほど、当然有
能とされた

であろう。位置測定方法は比較的単調なので、天文
博士の力量は、視力が高くて、準備作業であるメル
カトル図法、半天恒星天球プロット図;すなわち囲
碁の盤に、基準恒星をより多く書き込む;更にすな
わち盤に、より多くの石を乗せる事の出来た方が、
より有能のごとしとみなされたという意味である。
 視力が高いのと、四方囲まれると相手に石を取ら
れる等のルールである為とは、盤上の石/天球図上
の星の数がそれぞれ、より多くなるメカニズム自体
は合致していないのであるが。
 結果として、基準恒星に準えられる碁石の、終局
時の数で、囲碁では勝敗が決まったので。囲碁棋士
の強さは天文博士の有能度と合致していると見なさ
れた。その結果中国古代囲碁は、盤の路数当時17
路が、実際のメルカトル天球図の10°毎の+80°
から-80°縦線型(当時は±90°線削除)。横
は角度型(19世紀の流星記録観測用星図型)の、
時角の時間40分刻みの+6時から-6時と合わせ
(当時は±6時00分の「地平線線」を削除)た
横線型。

以上17×17路型で整備し、いわゆる中国文化圏
で指される碁の基本形として、紀元より少しだけ前
に成立した。

以上であろうと私は考えるのである。(2022/06/02)

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