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表計算ソフト「変更の記録」将棋棋譜の成保存不可(長さん)

既に本ブログでは日本将棋に限らず、チェス・将棋
類の升目型ゲームは、表計算ソフトのシートを使っ
て、記録を取る方法を提案している。「変更の記録」
等との名称の機能が、各種表計算ソフトに備わって
いるからである。
 しかし、「変更」ないし「変更の追跡」との
名称の機能をチェックしているうちに、セルを移動
させても、しょせんセル内文字の配置等書式は、そ
のつどオペレータが調整するというのが、表計算
ソフトの固定観念であるらしく書式は変更しても、
変更の追跡で、追跡されるようになっていない。
 つまり本ブログ方式では、セルには元駒と成駒の
情報を予め入力しておき、書式の一種である文字
の配置でスイッチバックして、マウスで操作出来る
ようにして、ゲーム自体をキーボードで駒名称を
タイピングし無くても、楽しめるようにしている。
 その為、そのフォームで入力した将棋のシートは、
「変更」や「変更の追跡」で成/元駒の変動が、
表示され無い。特に日本将棋の場合、銀将は相手
陣で成るとは限らないので、記録が無いのは問題
になる。どうしたら、大事な対局情報のケース、
成りの棋譜記録が保存できるのか、今回はその方法
を検討した。

安直だが、今回は以下の1種類をチェックした
のみで終わった。

 コメント機能を使って、将棋駒名と成りの有無
を付記し、棋譜としての体裁を整えるという方法
である。
 以下は、実行した1例を示している。

日本将棋棋譜コメント.gif

 左側が棋譜であり、コメントを入れると、普通
の棋譜とは反対に左に付記される。
 本来将棋駒名は不要だが、コメントとして使っ
た将棋駒名を入れると、体裁が良いようである。
その末尾に、図のように一例「角行成」というふ
うに、成を入れれば一応の解決策にはなっていた。
 ちなみに、上記は独ドキュメントファウンデー
ション社/ライブルオフィス/カルクで、棋譜が
上下長巻に表示されるようにしている。実は、
同様に”.ods”拡張子のファイルを米アパッ
チ社/オープンオフィス/カルクで読み込ま
せても、一覧表示され無い。しかし、以下が重要
だが、だからと言って、米アパッチ社/

オープンオフィス/カルクは不要の結論にはなら
無い

という点を、棋譜を作成するときには注意すべき
である。PCには、これらのフリー表計算ソフト
を、両方ダウンロードしておいた方が良い。
 というのも、使ってみると判るがコメントを、

後で1項目ずつ、編集出来るのは、アパッチ社/
オープンオフィス/カルクだけ

であって、独ドキュメントファウンデーション社/
ライブルオフィス/カルクでは、大部分しか出来
無いのである。
 アパッチ社/オープンオフィス/カルクでは、
一覧表が棋譜っぽく、かっこよく出無いのだが。

米アパッチ/オープンオフィス/カルクでは、
ページ送りでコメント作成欄に、1項目ずつ履歴
が出る

のである。その為、後で完全な事後の編集が可能
という事なのである。
 とてもめんどくさいので、1手に数分かける、
プロの対局の記録をリアルタイムで取る場合程度
しか、表計算ソフトで、まともな棋譜記録をとる
気が、ずぼらな私の場合、し無いが。
 両方の表計算ソフトカルクが有れば、本ブログ
で説明した形式の”.ods将棋ファイル”は、
将棋の局面を示す局面図自体が、相手の逆さに表
示される将棋駒名の、180°反転書式の作り方
が同じ米アパッチ社/オープンオフィス/カルク
と独ドキュメントファウンデーション社/ライブ
ルオフィス/カルクでは、シート盤上に、どちら
でも正しく表示はされるので。5ボタンマウスだ
けでの入力が出来るのは、後者だけであるという
点を考慮した上で、

 ”きれいな棋譜”は.odsファイルを両計算
ソフトでスイッチさせて読んで、作成は後者で、
編集は前者でするという手順が良さそう

だと、私は今回チェックして見て、初めて気がつ
いた。なお、米マイクロソフト/オフィス/エク
セル等他の表計算ソフトでも、多くのケースは、
当然”.ods”形式ファイルは読める。が、
180°反転逆さ表示相手駒の作り方やその可否、
セル内文字配置の状態等が違うので、多者間スイッ
チバック編集は、恐らく困難である。(2023/10/08)

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