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極弱行馬猛豹位置入46枚奔将棋の結果(長さん)

既に述べたように、酔象と猛豹入りの江戸早期
46枚制将棋の左桂馬、飛車、角行、酔象、猛豹
を、驢馬、奔車(=反車)、奔石、超奔王、行馬
(=大局行鳥)に取り換えた将棋は、行馬が強す
ぎのディフェンス(守り)過剰である。そこで、
行馬を、前に跳べる酔象から前に跳べる悪狼の
動きに直して、今回テストし直した。
 前回の囲いのでき上がりまでは、同一である。

奔将棋驢馬行馬指掛共通.gif

 ここから、テストすると、途中一例

奔将棋驢馬弱行馬指掛1.gif

を経由し、更に

奔将棋驢馬弱行馬指掛2.gif

と先手王が危険地帯から逃げ切ったので、多少
有利かなと思いきや、突如として急展開し、

奔将棋驢馬弱行馬指終.gif

上のように、後手玉がいっきに詰んだ。
 なかなか進まないと思いきや、やや進んだか
なという局面で「劣勢かな」の側が相手の

超奔王がとても強い為、既に「助かると思って
も、助かってい無い」という将棋になる。

 局面変化の雰囲気の概念が、普通の日本将棋
と、たいへん異なる為、

調整が成功したのか、失敗なのかさえ、1局指
しの時点では、良く分からないゲームになった

ようであった。その後2局、普通の木の盤駒で
もチェックして、多分だが

これで一応、攻守バランスは取れている

のではないかと思われた。
 つまり中盤でも玉をぶ厚く囲い、相手が超奔
王交換を仕掛けて来たときに、

互い取りで「主導権」が相手に渡る事を予想し、
盤面の各升目に玉詰みを招く隙間を、絶対に作
ら無いように、し無いとあっという間に勝負が
付く

という点に注意すれば、攻守のバランスの調子
が一応判るという、特殊な将棋状ゲームになっ
ているように、私には見えた。(2023/10/12)

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