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左桂馬を驢馬に替えた日本将棋の状況(長さん)

前回述べたように、日本将棋の初期配列では
8筋の角行頭の歩兵が、浮き駒であり、日本
将棋では問題が無いが、走り駒をどんな角度
でも微調整して走れる「(仮称)超奔王」を、
玉将の前升目に配置した将棋では、ゲームの
出来として致命傷になる。
 そこで、左桂馬を前後1升跳びの横歩みの
驢馬に替えたが、現行の日本将棋で守りが
強くなりすぎるとも懸念されるので、実際に
ゲームの様子が、どう変化するのかを今回は
チェックしてみた。超奔王入り将棋「奔将棋」
の方は、直感的にその程度の変更で、直るよ
うには見えないので、後回しとした。
 日本将棋の左桂馬を驢馬に替えると、初期
配列は当然以下のようになる。

驢馬入日本将棋.gif

 ここで、驢馬の成りは、摩訶大大将棋と同
じく、簡単の為金将とした。
 何局か、チェックする為指してみたが、初
期の予想通り、

8筋が堅くなった感が強く、4~6筋を狙う
振り飛車戦法が、居飛車に比べて、かなりの
差で有利

になったように、本ブログの管理人には感じ
られた。
 また驢馬は桂馬に比べて、守り駒としての
動きが明快で、驢馬が入った分、ゲームがや
や、易しくなる感じもした。攻守のバランス
には、顕著な寄与はやはり無く、「奔将棋」
の方は、この変更で出来が改善されると言っ
ても、恐らく限定的だろうと予想できた。
(2023/10/10)

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