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1/2+√(2/3)/{1-1/2×√(2/3)}は有理化で1+√6/2(長さん)

「表題の式の値は1.3164965/0.5917517
の暗算で頓挫」と、以前に述べた件の続きである。
 普通に有理化すると、
1+√6/2<1+√6.25/2=2.25で、
4.5-2×2.25=0よりは大きいので、
y切片はプラスで、合法手になるようだ。

とんでもない大ボケを記事にしてしまったものだ。

一応詳しく書くと、以下のようになる。
{1/2+√(2/3)}/{1-1/2×√(2/3)}=
1/2{1+2√(2/3)}/{1-1/2×√(2/3)}=
ここから、普通に有理化すると、
1/2{1+2√(2/3)}{1+1/2×√(2/3)}/
〔{1-1/2×√(2/3)}{1+1/2×√(2/3)}〕=

1/2{1+2√(2/3)}{1+1/2×√(2/3)}/
〔1-1/4×(2/3)〕=

1/2{1+2√(2/3)}{1+1/2×√(2/3)}/
〔5/6〕=

3/5{1+2√(2/3)}{1+1/2×√(2/3)}=

3/5〔1+{2√(2/3)}+{1/2×√(2/3)}+{2/3}〕=

3/5〔1+{5/2×√(2/3)}+{2/3}〕=

3/5〔5/3+{5/2×√(2/3)}〕=

1+3/2×√(2/3)=1+〔{3/2}×{√6/3}〕=


1+(1/2)×√6<1+(1/2)×√6.25

以下、Y切片が0になるケースとは、
1+(1/2)×√6.25
=1+(1/2)×2.5=1+1.25=2.25=4.5/2
であり、傾き「1+1/2×√6」のときY切片は正
になるから、合法であると、√6が√6.25になる
場合と比較して言える。
 良く見ると判るが、(1,4)と(3,5)駒の傾
きTan(α)が1/2だと、有理化のときに、上記
のような事が起こるようである。
 よって、いつもY切片の符号が、解き易くなるよう
には私には見えないが。
 今回示したこの「式の整理」の存在により、方位角
比較法に比べて、三角関数正接の加法定理を使って、
2円の共通内接線の傾きを求めY切片の符号を計算す
る方法が、

暗算が極端に困難とまでは、言えない

ようになったと考える。

大学受験数学が得意な、将棋棋士と対局したときには、
相手が以上の式展開をした上で、厳密計算で合法手を
指したと主張したときには、相手の言い分を入れ、
諦めるしかこの新作将棋:奔将棋では、どうにも仕方
が無さそうだ。
 現実には「2円の共通内接線のY切片が厳密に解け
る場合は、近似的方法で方位角を比較する方法に、着
手の合否は優先する」といった、ぼやかしたルールに
するしか、どうやら仕方無いように私には思えて来た。
(2023/11/08)

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