SSブログ

戊辰戦争将棋、幕府軍上手の布陣戦略検討その3〆(長さん)

日本将棋との違いが、後手の下手に飛車角が無く、
アナログで、どの角度にも走る超奔王が初期位置
で、玉将の前升目に有る9×9升目39枚制ハン
デキャップ将棋の、上手の布陣と戦術についての、
直近検討の以下改良である。
 上手は歩兵を端しか1歩も上げず、金銀を2段
目に左側=角横から銀玉金金銀(飛車)と上げた
配列。下手は一例、左金前の歩兵を上げ、超奔王
を7六位置から更に、7五位置に高上げし、歩兵
で支えて、更に左桂馬を1つ上げ、端歩兵は、
先手に合わせ、1歩上げたような指し始めを想定
した。ここから、先手の手番になり、6筋の歩兵
を上げた局面を、基本陣形としている。
 前回は、ここから後手が6五歩と桂馬前の歩兵
を上げると、

先手は、同歩としたのだが、超奔王の右側への
直射が止まった隙に、▼3四歩と、角道を通して
桂馬取りを掛ける手が有った

ようだ。その為後手△8八銀等とするが、ここで、
▼6五歩とすれば、後手(下側下手)の左銀が、
只取りとなるので後手は桂馬を跳ねる事が出来ず、
△同超奔王と、桂馬を跳ねずに超奔王で、先手の
歩兵を掃わなければならない。そこで、△3三銀
と銀が上がれる。
 以下で下図のようになるが、

この陣形の方が、角が身動き出来無い状態だった、
前の陣より形として良い。

維新将棋金銀角.gif

この状態で、指し進めると、一例以下の指し終り
局面となって上手が勝つ可能性が有る。

維新将棋金銀角終.gif

そこで後者の指し終り図を見ると、以前のケース
に比べて上手の勝ち方に、より、余裕がある。
つまり龍だけで無く、馬も出来る可能性が、より
高くなっているのである。
 なので、元に戻すと

上で述べた陣形がひょっとすると、この将棋では、
先手の最善形の可能性が有る

ように、私には疑われる。(2023/11/16)

nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー