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高見友幸氏解釈摩訶大将棊之圖の狛犬は狛犬+弓より弱い(長さん)

以前本ブログでは、大阪電気通信大学ルールの広将棋
の弓駒型の狛犬を入れた摩訶大大/大将棋の出来に対
するテスト紹介をした。その際、狛犬のルールを、
踊り3升目動きの狛犬+3歩動いて3歩正行度で帰る
動きで実質テストした。隣接喰いはテスト時にたまた
ま着手し無かったと認識している。しかしながらこの
ルールは、大阪在住の田中賢一氏所持摩訶大将棊之圖
を検討した高見友幸氏の「最近発見された摩訶大将棋
に関する古文書」、IR*ゲーミング学会、ニューズ
レターNo.38、pdfファイル名:
newsletter_038.pdf
よりも、むしろ本ブログの

狛犬駒が強すぎた。

 狛犬が着手の結果として、元の位置とは別の位置に
移動するときには、踊りも含めて、相手の駒が取れ無
いルールで、大阪電気通信大学の高見研究室菅原拓真
氏等は、摩訶大大/大将棋を指しているようである。
 ただし、この間違いは、本ブログの結論は変えない
とみられる。なぜなら高見氏・菅原氏らの狛犬より、
より強くしても、「狛犬駒は強すぎる」と卒業論文の
論旨の前提条件で主張していると取れる菅原拓真氏の
前提論が杞憂であると本ブログは主張したからである。
 なお、高見氏は同古文書の、「獅子狛犬飛鷲角鷹
四枚は踊所居喰也」と書かれていると私にも読める
部分を「・・・は踊る代わりに居喰いをする」との
旨解釈して、そのように結論しているようだ。
 だがマグレだったが、そのように解釈せずに、

「・・・・は踊れれば同じ所で居喰いも出来る」と
取れるようにも思えるので、もっと強い私の解釈でも、
無理読みは可能

だったように私見する。他の漢字の「所」が出て来る
2箇所で、古文書では「その場所で」という意味で、
ほぼ同じ筆跡で漢字の「所」を使っているのである。
以上の事から少なくとも、摩訶大大/大将棋は、通常
の狛犬ルールだけでなく、何らかの意味で、広将棋の
射駒の動きを含む狛犬ルールにして、2通りにゲーム
した方が、より楽しめそうな事までは、どうやら確か
なのではないかと、私は考えている。(2023/11/26)

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