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射駒化大阪電気通信大学版狛犬に獅子対抗疑問(長さん)

既に述べた通り、2023年2月頃に大阪電気通信大学
高見友幸研究室の菅原拓真氏が、卒業論文で提示したと
みられる情報に、

19升目程度192枚制「摩訶大将棋」の狛犬は世界の
将棋の、荻生徂徠広将棋の弓系列の射駒であり、獅子で
対応すると良い

という、格言型を思わせる研究がある。
 しかしながら中将棋棋士で「懐古主義の新しもの好き」
が表題の自身のブログで、世界各国の将棋ゲームを紹介
した「あーかさか」氏が、広将棋に於いて、

「弓の類の射駒へは、同将棋の力士で対応する良い」と
取れる旨のコメントの類を、過去特に残している記録の
記憶が、本ブログの管理人にはさしあたり無い。

ので、私にはこの「格言型提案」は不思議である。以下、
この研究について議論する。
 恐らくだが、効きの範囲が狛犬3升先に対して、獅子
が2升先までなので、スレスレで獅子の力の及ばない、
自身を(0,0)として、相手獅子が(1,3)や、
(2,3)に居る所等から、

相手の駒を上や横から1個ずつ丹念に、射る手を指すよ
うに、釣り消してゆくような手が有るので駄目

だと私は思うのである。また、餌食になる相手の駒が無
くなると、狛犬は相手の左袖を攻めていたとして、その
狛犬を右に展開して右袖への攻撃を掛けるときの移動で、

狛犬に比べて獅子は足が鈍いので、先に攻撃点に到着さ
れて、陣を荒らされてしまう

ので守駒の能力が、不完全であるとも私は考える。
 以上の事から、基本的に狛犬を広将棋の「弓」型の
ルールにする事自体が回避出来無いようであれば、その
「摩訶大将棋」は、荻生徂徠の広将棋のように、射駒の
類となっている狛犬を主力とした攻め駒で、相手陣の押
しつぶし合いをし、その早い遅いで勝負を着けるように
するしか無く、

菅原拓真氏の問題提起を解決する手段は原則的には無い

のではないか。以上のように、本ブログの管理人は、
菅原拓真氏の卒業論文の結論とみられる内容の是非に関
しては、今のところ否定的と考えている。(2023/11/24)

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