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岡山城二の丸遺跡から別の成り一文字金銀将駒(長さん)

天童の将棋駒と全国遺跡出土駒に、
成り龍馬角行の出土駒例があり、その
他以前に、別途不明の石製駒を本ブロ
グで紹介した表題の、岡山市の
岡山城二の丸遺跡から、前記角行駒が

出土した後直ぐに、水無瀬駒とみら
れる銀将駒が出土している

らしい。
 情報はweb上で公開されており、
スケッチだけだが、発掘報告書に記載
されている。
 その発掘報告書が、度々紹介した、
奈良文化財研究所発掘報告書データベー
ス全国遺跡報告総覧に登録されている。
pdfファイル名は、以下の通り。
13224_1_岡山城二の丸跡.pdf
駒名の判らない石製将棋駒とファイル
名が類似であるが、全く別の報告書で
ある。発掘報告書の表題は以下の通り。
岡山県埋蔵文化財発掘調査報告175
岡山城二の丸跡、岡山県教育委員会、
2003。
 なお、石製駒の記載された報告書は、
70104_1_という番号である。
 2000年前後に発掘され、発表が、
天童の将棋駒と全国遺跡出土駒とほぼ
いっしょなので、たまたま間に合わな
かったようである。
 おまけに、pdfファイルを作成す
るときに、何か問題があるらしく、

アクロバットリーダーで、コンテンツ
の文字列が、ほとんど検索できない。

その事故が無ければ、検索キーワード
の将棋でヒットするのでもっと早く、
この出土遺物の存在には、私も気が付
いていただろう。
 スケッチを見ても、水無瀬駒かどう
かは良く判らない。写真は巻末写真集
から抜けているようだが、事情は良く
判らない。
 私から見ると、たまたまの情報欠落
によるヌケに近い状況のように感じる。
普通の、今様の将棋駒の少しだけ細長
い駒を、スケッチしたような駒として、
本文の144ページの”
第135図 木製品5(1/3)”に
姿が書いてある。解説は141ページ
付近に、”水無瀬駒である”との旨が、
説明されているだけである。
(2021/03/08)

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