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島根県松江市渋山池遺跡で7C前半仲人ミニチュア土器(長さん)

 今回は、結婚式グッズを取り扱う店舗か倉庫
が日本の飛鳥時代の、大化の改新の時代に在り、
倉庫にミニチュア土器が保管されていたと
取れる遺物土器出土の話題である。
 遺物の写真が、web上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
pdfファイル名は、以下の通りである。
2128_3_渋山池遺跡・原ノ前遺跡.pdf
発掘報告書の表題は以下の通りである。
渋山池遺跡・原ノ前遺跡、西暦1997年3月、
建設省松江国道工事事務所・島根県教育委員会。
話題にする遺物は、2箇所の遺跡のうち渋山池
遺跡で出土したようである。
 発掘報告書第1本文pdfの冒頭例言による
と、渋山池遺跡の場所は、
島根県八束郡(←現:松江市)東出雲町揖屋。
話題にする遺物が出土したのは、西暦1995
年前後のようである。なお2箇所の遺跡は隣接
していて、大字地名までいっしょのようである。
 遺物の成立年代は、建屋跡(SB)第22号
で発掘されたが、飛鳥時代の大化の改新の頃で
あるととれる旨が発掘報告書の第1本文pdf
の第196ページ付近に記載されている。なお、
建屋は(商品)倉庫のようである。
 遺物の写真は、前記第3遺物写真図版その1
の(写真)図版72:”渋山池遺跡”の左上に
あり、スケッチ図83の通し番号50番とナン
バリングされ、椀のような形のミニチュア土器
のようである。

渋山池遺跡仲人.gif

 上図のように写真のすこし左に寄ったところ
に、縦にかなり薄いが、漢字で仲人と書いてあ
るような煤のような模様が在る。ただし第2字
目は、人ではなくて入のようにも見える。また、
右寄り中央に、一文字で萬(「この縁組につい
ての全てよろずの」の意味か?)に見える模様
がある。倉庫の中に在ったようだから、

結婚式に使う何らかの器具であり、仲人用に、
複数の結婚式イベントにおいて共通で使う保管
品の類か、または販売されている商品のような
イメージの物品

ではなかろうかと私には疑われる。
 大化の改新の頃には、このような現代の特定
イベント用使用商品のようなイメージの物品が、
特に婚礼グッズとしてはまとめて製造販売され・
保管されていたようなケースが、少なくとも
島根県松江市の付近では存在していたようであ
る。あるいはいわゆる地域自治会の物置家屋は、
飛鳥時代・大化の改新の頃には既に、成立して
いたという事かもしれない。(2022/03/25)


 
 

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