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埼玉県美里町の猪俣百八燈2022年も関係者のみ実施(長さん)

埼玉県児玉郡美里町の観光協会のツイッター等に
よると、新型コロナウィルスBA.5による日々、
1万3千人程度の埼玉県県内での新規感染により、
西暦2022年8月15日夕方も、美里町の
猪俣百八燈の祭祀行事は、関係者のみの開催とし、
集客してのイベント、一般記念撮影等は行わない
との事である。
 広木上宿より、108燈片面54塚のうちで、
最大の造形物の両側計2柱に、5重塚の名称が与
えられている事に対応すると疑われるミニチュア
五色宝塔(マトリョーシカを解体したタイプ)が
出土する等、武装集団の戦勝と死者を英霊として
奉った行事を南北朝時代に、鎌倉府足利氏満等
レベルの権力者の肝入りで行ったとしか思えない、
室町後期~安土桃山時代にかけてだけ、残念なが
ら戦乱で中挫したこの祭祀行事は、コロナ禍の中
でも安土桃山時代末より、中断せずに継続されて
いて、あるべき姿を示しているとの印象が、強く
持てる状況である。
 栃木県小山市宮本町に伝わる、天満宮の管理寺
で明治初に廃絶した青蓮寺の住職が、寺の鐘を殊
更に大事にしていた話と共に、108とい数字が、
南北朝時代の小山義政・若犬丸の乱時代の将棋を
考える点で、キーになる数字であるという事を、
数百年にわたって情報保存してくれているという
意味が、特にこのケースは大きいのであろう。
 広木上宿の五色宝塔の外見が、金・金銅・銀・
銅・鉄製の東南アジアのチェス系遊戯駒で作成し
た二中歴大将棋(武蔵武士には、頭の玉は居ない)
を連想させる点からも、該イベントが将棋史関連
のものでもあるとして末永く続くよう、本ブログ
としては、心より祈る次第である。(2022/08/15)

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